「男性は好きだけどセックスは一度もしたことないよ」 70歳のゲイ男性、戸嶋さんはそう語る。 ずっとひとりでカミングアウトせずに生きてきた。 「まだ若い頃は同性愛は受け入れられていなかった」 人生の晩年でようやく、戸嶋さんは胸の内を明かすことを決意したという。 これまでの人生はというと、恋人はひとりもつくらず、結婚もせず。 男性を好きになっても片思いのまま過ごし思いすら伝えずにやり過ごしてきた。 60代に差し掛かった頃、 「(同性愛者は)少ないかもしれんけど、いるんや」 テレビなどでも同性愛者が取り上げられるようになり、思い切って自分もカミングアウトして残りの人生をありのままに楽しんでいこうと決意する。 今、戸嶋さんは、LGBTの勉強会などに参加し、自分の経験を若者らに伝えている。 なぜ自らの性を語るようになったのか。 LGBTはセックスが全てではない。 セックスをしなくても絆を強めていけるとして残りの人生すべてをLGBT活動に捧げたいと決意していた。 Comment (0) カテゴリ:ゲイ出会い体験談 タグ: 熟年 ゲイ